武田和命のテナーに浸っています
さっき日付が変わったから、昨日のことになるが、決算議会の招集が告示。市長から議案が議会へと送付され、約1か月半の議会日程が本格的に動き始めた。30日の日中は、議案の調査・研究に集中。夜は家に帰ってからも資料の読み込みと整理に終われ、さきほどようやく一段落がつきました。今、寝る前のひと時で水割りを飲みながら武田和命〔たけだ・かずのり〕のアルバム(再発CD)を聴いています。
武田和命は、私にとっては懐かしい光景を思い出させるミュージシャンです。
20代半ば、結婚前に2階を間借りしていた東京・中野、西武新宿線「新井薬師駅」近くの民家。その1階は、半分が大家の一人暮らしのおばあちゃんの居宅で、残りの半分が小体なスナックとして貸し出されていました。
そのスナックのママが、ジャズと黒猫が大好きで、武田和命のアルバムをしばしばかけていたのです。ウイスキーの水割りを飲みながら、テナーの音に浸るひと時。なんだか大人の男になったような気分に、一人で悦に入っていたものでありました。
そのアルバムの再発CDに、先日、ある中古音盤屋さんで出会ったのです。「あら、こんなところで、どげんしたんですか」といった感じ。さっそく購入していたのですが、ここんところ忙しいのと、夏バテで、ゆっくり聴く間が取れず、ようやく今日(というか、ほんさっきの昨日から)聴いています。
メンバーは武田和命のテナー・サックスに、ピアノが山下洋輔、ベースが国仲勝男、そしてドラムスが森山威男。いずれも山下洋輔トリオゆかりのメンバーですが、この顔ぶれでの演奏・録音は、1979年の確かこの一回きりではなかったでしょうか。
アルバムに寄せられた山下洋輔のライナーが心優しい。知り合いのクラシック演奏家の言を引き、「人間が管楽器で出せる最高の音のひとつ」と讃えています。
武田和命は89年8月18日、癌のため49歳で亡くなりました。今、私が聴いている本人名義アルバムの再発CDは、新星堂の系列レーベルから出されたので、まだ手に入るのじゃないかと思います。いいアルバムです。テナーの音に浸りたい方はぜひ。
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